国内男子ツアー、手作りトーナメント開催決定
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/09/08 16:00
国内男子ツアーに、手作りのトーナメントが誕生する。
来年5月に静岡県を舞台に行われる、とおとうみ浜松オープン(静岡県、コース未定)は、従来にない新たな試みで開催される。7日に現地浜松市で行われた開催記者会見で、地元が中心となって大会が運営されることが明らかになった。
合言葉は「みんなでつくるゴルフトーナメント」。浜松市制100周年というタイミングもあり、全面的にスポンサー企業に頼っていた同ツアーとしては画期的な試みとなる。
主催は合同会社ボランタリートーナメント浜松。「個人が主体となり、あなた自身が主役になるトーナメント」と、同社代表の加茂晴康氏が語るように、大会は地元のお祭りとして市民みんなで作り上げる形式を目指している。
開催日は2011年5月19〜22日で、賞金総額は1億円(予定)。故障して特別保障制度を使い休んでいた昨年9月に話をもらい、実現に向けて尽力した選手会長の深堀圭一郎はもちろん、地元静岡在住の藤田寛之、宮本勝昌らもサポートを約束している。
欧米ツアーでは、賞金の高騰により企業のサポートが前面に押し出されているが、元来トーナメントは地元密着型で、現地のお祭り的要素が強い。老舗大会ほどその傾向が強いのは、やはり企業の広報宣伝活動という一過性のものとは違うからで、ようやく日本にもその心が伝わり形となったようだ。