遼が宣言通りのトップ10発進! “3週連続V”へ視界良好
国内男子ツアーのANAオープンは16日、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。前戦のフジサンケイクラシック王者で2試合連続優勝を狙う18歳・石川遼が5バーディ、3ボギーの2アンダー70をマークし、8位タイの好スタートを切った。単独首位に立ったのは5アンダー67で回った河井博大。
インスタートの石川は出だし10番でいきなりボギーを叩いたが、12番ロングホールで確実に取り返してイーブン。13番を再びボギーとするも、直後の14番ではバンカーからピンに寄せバーディを奪う。さらに15番で4メートルのバーディパットを沈め、16番ショートホールでは会心のベタピンショットを披露し3連続バーディ。ボギー先行を帳消しにするバーディラッシュで前半を2アンダーで折り返す。バックナインは1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせずホールアウトするも、首位と3打差の好位置で初日のプレーを終えた。
2週間前にフジサンケイクラシックを制し、先週は6年ぶりの日韓ゴルフ対抗戦で日本チームの勝利に貢献した石川。今大会に臨むにあたり、報道陣から国内ツアー2大会連続優勝の可能性を問われると「(日韓対抗戦も含め)3週連続優勝って言っちゃダメですか…?」と冗談交じりに話していたが、本人は“3週連続V”の実現に向けてヤル気満々。大会前に「初日10位前後の位置につければチャンスは十分!」と豪語した通りのトップ10発進も決め、19歳の誕生日と重なる17日の第2ラウンド、石川が十代最後の新たな決意を胸に優勝へと突き進む。
その他上位陣は、トップの河井と1打差の単独2位に矢野東がつけ、ツアー屈指の飛ばし屋・額賀辰徳ら5人が3アンダー69で3位タイ。石川と同じ8位タイに池田勇太、藤田寛之など8人が続いているが、先週の日韓ゴルフ対抗戦で大活躍を見せた薗田峻輔とディフェンディング・チャンピオンの谷口徹はともに1オーバー73で50位タイと出遅れた。