米男子ツアー新規大会　地元勢が初代王者狙う！

　米男子ツアーのフォールシリーズ第2戦で今季からの新規大会、マクグラドレー・クラシック（ジョージア州、シー・アイランドGCシーサイドC）が現地時間7日に開幕する。

　来季のシード権をかけたサバイバルレースであるフォールシリーズだが、もちろんプレーオフシリーズで活躍した選手たちが出場できる。このシー・アイランド地域を「ホーム」と呼ぶプロは多く、中でもベテランのデービス・ラブIII（米）や07年マスターズ王者のザック・ジョンソン（米）に、最近この地域に引っ越してきたマット・クーチャー（米）も加えた面々は大会初代王者の座を狙う気持ちが強いはずだ。

　ザ・ツアー選手権でジム・フューリック（米）に優勝をさらわれたものの、プレーオフシリーズを引っ張りボーナス1,000万ドル（約8億5,000万円）とフェデックスカップ王者まであと一歩に迫ったクーチャーは、前週のライダーカップから帰ってきたばかり。2年に1度の欧米決戦で母国の名誉のために戦った興奮と、惜敗の悔しさをここにぶつけてくるに違いない。

　また、来季のシード権が与えられる賞金ランク125位以内を狙うサバイバルレースも激しさを増す。現在賞金ランク108位の日本の今田竜二も決して安全とはいえない位置だけに、今大会で賞金を稼ぎ早く楽になりたいところだ。