M.オメーラが個人戦シニア初V! 尾崎5位タイで終戦
レギュラーツアー時代メジャー2勝含む16勝を挙げているマーク・オメーラ(米)が、ついに米チャンピオンズツアー個人戦初優勝を達成した。
同ツアーの今季メジャー最終戦、コンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手権(メリーランド州、TPCポトマック at アヴネル ファームズ)は現地時間10日に最終ラウンドを行い、前日トップに立ったオメーラと2位につけていたマイケル・アレン(米)が通算7アンダーで並び決着はプレーオフへ。18番で行われたサドンデス1ホール目、パーオンを逃しボギーとしたアレンに対し、きっちり2パットのパーに収めたオメーラがシニア入り4年目にして念願の優勝を飾った。
オメーラは今季、ニック・プライス(ジンバブエ)とのコンビでチーム戦のリバティ・ミューチュアル・レジェンズ・オブ・ゴルフで勝っているが、個人戦では04年のドバイ・デザート・クラシック(欧州ツアー)以来の勝利。「もう長いこと優勝争いのスリルを味わっていなかったから最高の気分だ。しかもメジャーという舞台、こんなに難しいコースで勝てたなんてまるでスロットマシーンで大当たりしたみたいだ」と、率直な感想を述べて周囲の笑顔を誘った。
一方、単独5位から悲願のアメリカ初優勝を狙った尾崎直道は1アンダー69とスコアを伸ばしきれず、最終成績は通算3アンダー5位タイ。この日5番、10番でバーディを奪い波に乗るかと思われた矢先の11番で痛恨のダブルボギー。最後までオメーラの背中は遠かった。それでもメジャーでトップ5入りし、来季のシード権獲得(賞金ランク30位以内)に一歩近づいた格好だが、最終戦まで気が抜けない戦いが続きそうだ。
その他上位陣は、通算5アンダーの3位にローレン・ロバーツ(米)が入り、通算4アンダーの4位にジェフ・スルーマン(米)。3年連続賞金王を目指すベルンハルト・ランガー(独)は通算1オーバー9位タイ。現在賞金ランク2位のフレッド・カプルス(米)は持病の腰痛が悪化し途中棄権となっている。