王者タイガー、世界ランクNo.1陥落へ
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/10/12 15:47
タイガー・ウッズ(米)がついに世界ランキングNo.1の座から陥落する。
咋年末から続いた不倫騒動による出場自粛、故障、コーチとの決別など、苦しみに苦しみ抜いた今季のタイガーは、1996年のプロデビュー以来初となるシーズン未勝利に終わった。それでも、2005年からトップに君臨し続けている世界ランキングでは、幾度となく首位転落の危機に陥りながらも辛うじてその座を守り、今週発表された最新ランキングでは実に279週連続で1位をキープしている。
ところが、先週の同ランキングでフィル・ミケルソン(米)を抜き2位に浮上していたリー・ウェストウッド(英)が、右足首故障の影響から今月一杯の休養を表明。復帰の時期については「早くても来月初旬のHSBCチャンピオンズ(11月4〜7日/中国、シャーシャン・インターナショナルGC)。それかドバイ世界選手権(11月25〜28日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステーツ)かな」とコメント。
ゴルフの世界ランキングでは、過去2年間に世界各国プロツアーのトーナメントで獲得したポイントを出場試合数で割る平均点方式が採用されている。そのためタイガー、ウェストウッドとも試合に出場しない中でも順位の変動はあり、ウェストウッドが今月一杯ツアーを欠場するとなると、10月末日発表のランキングでタイガーのポイントを上回り1位に浮上するというのだ。
一方のタイガーも、来月のHSBCチャンピオンズまでツアーの大会に出場する意向はなく、5年以上守り続けてきた世界ランキングの王座を明け渡すことはほぼ決定的となっている。 (STATS-AP)