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美香「別人のよう…」 2打差4位タイから逆転V狙う!

更新日:2022/10/26 00:57
美香「別人のよう…」 2打差4位タイから逆転V狙う!

 

 初日ノーボギーの完璧な内容で首位タイ発進の宮里美香だったが、2日目は「別人のようだった」と肝心のパットが決まらず一歩後退した。

 現地時間23日に行われた米女子ツアーの新規大会、サイム・ダービーLPGAマレーシア(クアラルンプールG&CC)第2ラウンド。初日に続きこの日も雷雨により午後になって2時間以上の中断を挟む難しいコンディションに見舞われた。そんな中、首位タイからスタートした美香は4番でバーディを先行させ 12番までに2アンダー、通算7アンダーまでスコアを伸ばし一時単独トップに立つ。ところが、13番以降の4ホールでバンカーからのリカバリーに失敗するなどボギーを連発。結局3バーディ、4ボギーの1オーバー72とスコアを落とし、通算4アンダー4位タイに順位を下げた。

「こんなに(パット)を打ったのは久しぶり」というほど頼みのパットが決まらなかった。それでも、通算6アンダー首位タイのリー・ジヨン(韓)とマリア・ヨース(スウェーデン)にはわずか2打差。逆転優勝も十分に狙える位置だ。3週間前に日本女子オープンの大舞台でプロ初優勝を成し遂げ自信をつけた21歳が、念願の米ツアー初Vに向け最終日にどこまで巻き返せるか注目したい。

 一方、世界ランクNo.1の宮里藍は初日5オーバー76の出遅れを取り戻そうとスタートし、前日1つも奪えなかったバーディを3つ奪ったが、ボギーも2 つ叩いて1アンダー70止まり。60台はお預けとなり、通算4オーバーの43位タイにとどまっている。しかし、世界ランクや成績をポイントに換算して競うプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのことを考えると、下位のまま試合を終えるわけにはいかない。残り18ホール、少しでも上位進出するためにも得意の“サンデーチャージ”を見せたいところだ。

 もう1人の日本勢、上田桃子は6つのバーディを量産しながら、ボギーも4つ叩いて2アンダー69でホールアウト。スコアは伸ばしたものの初日の出遅れが響き、通算2オーバーで34位タイに低迷している。

 上位陣は、トップ2人に1打差の単独3位にツアー初優勝を狙うキム・ソンヒ(韓)が続き、美香と同じ4位タイにナタリー・ガルビス(米)とジュリー・インクスター(米)。その他、世界ランク3位の申智愛(韓)が通算3アンダー7位タイ。同ランク2位のクリスティー・カー(米)は通算1オーバー29位タイにつけている。

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