55歳の伏兵がプレーオフ制す 尾崎65位タイもシード確定
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/11/01 09:28
レギュラーツアーでの実績もなく賞金ランク104位に低迷していた伏兵ロッド・スピットル(カナダ)が、プレーオフを制して米チャンピオンズツアー初優勝を飾った。
フルフィールドでの今季ラストゲームとなった同ツアーのAT&T選手権(テキサス州、オークヒルズCC)は現地時間31日、最終ラウンドの競技を終了。この日4アンダー67をマークしたスピットルとジェフ・スルーマン(米)の2人が通算12アンダーで並び決着はプレーオフにもつれ込むことに。18番パー3で行われたサドンデス1ホール目できっちりパーに収めたスピットルに対し、格上のスルーマンはティーショットをバンカーに入れパーセーブできず。スピットルが嬉しい初勝利を手に入れた。
大会初日にキャリアベスト『66』で好発進を切ったスピットルは、サンデーバックナインで5バーディの猛チャージ。大学ゴルフ時代のチームメイト、ジョン・クック(米)や前日のトーナメントリーダー、ラリー・ネルソン(米)ら実力者を抑えてプレーオフ進出。ツアーのシード権を持たない無名の55歳が今季出場5試合目で金星を挙げた。
一方、初日から下位にいた尾崎直道は15番パー5でイーグルを奪うなど見せ場をつくり、3日間のベストスコアとなる2アンダー69をマーク。通算3オーバー65位タイに終わったが、賞金ランクは前週と変わらず27位をキープ。同ランクトップ30のみに出場が許される最終戦のチャールズ・シュワブカップ選手権への切符と来季のシード権を獲得した。