タイガー「悪くない」 米国勢最高6位タイフィニッシュ
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/11/08 08:32
約5年間に渡って守り続けてきた世界ランクNo.1の座から陥落したタイガー・ウッズ(米)だが、最終日は“強いタイガー”の片鱗を見せつけ米国勢最高の6位タイに食い込んだ。
WGC-HSBCチャンピオンズ(中国、シャーシャン・インターナショナルGC)は現地時間7日、最終ラウンドの競技を終了。この日17位タイからスタートしたタイガーはサンデーバックナインで5バーディ(1ボギー)を奪うチャージを見せ、初日に続く4アンダー68をマーク。通算7アンダーまでスコアを伸ばし、優勝者フランセスコ・モリナリ(伊)に12打差ながらトップ10入りをを果たした。
タイガーにとってトップ10フィニッシュは4月のマスターズ、6月の全米オープンに続きシーズン3度目。今季はプロデビュー以来初の未勝利に終わり、14年間続けて来たシーズン1勝以上の記録が途切れたが、トップ10入りが3回だけというのも、これまでの実績に比べると物足りない。だが本人は最終ラウンドの内容に関しては納得の様子で「試合中にスイング改造前のクセが出てしまうこともある。プレッシャーがかかった場面で改造前と改造後のスイングがせめぎあって苦労することも。でも全体としては悪くない。進んでいる方向は決して間違っていないと信じている」と前向きな発言を口にした。
世界ランク2位の座をキープしたタイガーは次週、オーストラリアン・マスターズで連覇に挑むことになる。果たして1年ぶりの勝利の美酒に酔うことは出来るのだろうか?