R.マッキルロイ&R.ファウラー、最終日にスコア伸ばす
石川遼のライバルと目される、ともに21歳のローリー・マッキルロイ(北アイルランド)とリッキー・ファウラー(米)が最終日にスコアを伸ばした。
現地時間7日に行われたWGC-HSBCチャンピオンズ(中国、シャーシャン・インターナショナルGC)最終ラウンド。出だし3ホール連続バーディを奪ったマッキルロイは8番までに5つスコアを伸ばす猛攻で、一気にリーダーボードを駆け上がった。9番、10番の連続ボギーで一旦勢いは途切れるも終盤再び息を吹き返し、5アンダー67の好スコアでホールアウト。通算8アンダーとし、前日の17位タイから単独5位に浮上してトーナメントを締めくくった。
「中盤少しもたついてしまったけど、最終日に5アンダーをマークすることができて良かった。最後は池に入れながらパーをセーブしたし、良い形でフィニッシュできた」と納得の表情を浮かべたマッキルロイ。昨年のこの大会では最終日に9アンダー63と爆発し単独4位に食い込んでいるが「去年ほどじゃないけど、出だし3連続バーディというのは全く同じだった」と振り返った。
一方、前日まで低迷していたファウラーも最終日に見せ場をつくった。前半2バーディ、2ボギーのパープレーで折り返した直後、10番から怒とうの4連続バーディを奪い4アンダー68。通算3アンダー25位タイと順位的にはそれほど上位ではないが、終わり良ければすべて良し。今後の活躍に期待がかかる。
マッキルロイとファウラー、それに石川は名前の頭文字がいずれも『R』。“3人のR”と呼ばれ海外でもその動向に注目が集まる存在。しかし、今回はマッキルロイとファウラーが最終日で大器の片鱗を見せたのに対し、石川はサンデーバックナインでダブルボギー1つ、ボギー4つと崩れ通算1オーバー41位タイに終わっている。