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R.サッチャー、4打差首位で最終日へ

更新日:2022/10/26 00:57
R.サッチャー、4打差首位で最終日へ

 

 米男子ツアーのフォールシリーズ最終戦、チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・クラシック(フロリダ州、マグノリアGC他)は現地時間13日、第3ラウンドの競技を終了。前日トップに躍り出た賞金ランク179位のローランド・サッチャー(米)が通算18アンダーとし、後続に4打差をつけ単独首位で最終日を迎えることになった。

 出だしの1番こそボギー発進だったが、4番から14番までの11ホールで6バーディを量産したサッチャー。この時点で後続に7ストロークの大差をつけ独走態勢に入ったかに見えた。ところが17番パー4でセカンドショットを右に曲げあわや池ポチャ。幸い淵に止まったものの、右足をヒザまで水につけてアプローチを打つしかなかった。結局4オン2パットのダブルボギー。さらに最終18番でもボギーを叩き、上がり2ホールで3つスコアを落としホールアウトした。

 しかし、本人に落胆の色はなし。「去年のことを考えれば自分の運命を自分でコントロールできるこの状況は悪くない。優勝の可能性だってあるんだからね」。昨年はこの大会に賞金ランク119位で乗り込み予選落ちとなり、試合が終わるまでヒヤヒヤしながら賞金ランクの行方を見守ったもの。なんとかシード権が得られる125位圏内にとどまることができたが、他の選手の動向が自らの運命を左右する辛さを痛感した。その時のことを思えば最終日をトップで迎える現状は願ってもない好機といえる。

 今季のサッチャーは夏場6試合連続予選落ちを喫するなど絶不調で、来季シード権を確保するには優勝または単独2位に入るしかない。最終日、4ストロークのアドバンテージを生かしシンデレラストーリーの実現を目指す。

 その他上位陣は、通算14アンダーにクリス・ストラウド(米)がつけ、通算13アンダー3位タイにスペンサー・レビン(米)、ブレット・ウェトリッチ(米)、ロバート・ギャリガス(米)、ブライアン・ゲイ(米)の面々。また、この日2イーグル、3バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークしたローリー・サバティーニ(南ア)が通算12アンダーまでスコアを伸ばし、前日の27位タイから7位タイに浮上。「逆転のチャンスはある。諦めない」と逆転Vに意欲を見せた。

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