遼、逆転賞金王なるか!? 頂上決戦フィナーレへ
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/12/01 11:39
賞金王決定へ最後の戦いが幕を開ける。
国内男子ツアー最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップが2日から東京よみうりカントリークラブ(東京)で開幕。韓国勢として初の賞金王タイトルに挑む金庚泰(韓)と、それを2,882万9,820円差で追い逆転での2年連続王座を狙う石川遼、そして石川を700万円余の差で追う池田勇太の3人が、雌雄を決する最終局面に臨む。
王座への条件は、金庚泰が2人までの2位タイ以上なら他の2人に関係なくタイトル獲得。一方で石川と池田は優勝が絶対条件で、さらに金庚泰の成績次第という厳しい状況だ。これは金庚泰にとって圧倒的に有利な状況だ。しかしホームツアーとは言え日本での戦いはアウェー。逆に日本ツアーの次世代を担う石川、池田の2人にはホームでの戦いという好条件がある。
さらに、シーズンを通して安定していた金庚泰がここにきて疲れを見せている上、石川は今ひとつの状態ながらも粘り強さを見せている。また、池田もここ数戦で調子をピークに持ってきている印象だ。フタを開けてみなければどうなるか分からない頂上決戦。王座決定へのカウントダウンがいよいよ始まった。
大会に出場できるのは前年の同大会優勝者と今季のツアー優勝者、そして国内戦の獲得賞金ランキング25位までの総勢28人のみ。昨季大会で涙の復活優勝を飾った丸山茂樹、先週まで賞金王候補の一人だった藤田寛之、日本プロゴルフ選手権覇者の谷口徹、永久シード権を持つ片山晋呉らベテラン勢が顔を揃え、ここに薗田峻輔、松村道央らの新顔も入り混じる。
1年間戦い続けた男たちの最後の戦いに注目だ。