ファイナルQTはトップが日替わり

　目まぐるしくトップが入れ替わるクォリファイング・トーナメント（QT）で、23歳のベン・マーティン（米）が首位に躍り出た。

　来季の出場権をかけて戦う米男子ツアーのQTファイナル（フロリダ州、オレンジカウンティ・ナショナルGC＆ロッジ）は現地時間3日、第3ラウンドの競技を終了。前日2位につけていたマーティンが4アンダー67をマークし、通算13アンダーで単独トップに立った。3打差の2位でカイル・スタンレー（米）が続き、前日『61』で首位に躍り出たクリス・バリラ（カナダ）は2つスコアを落とし、通算8アンダー6位タイに後退した。

　ツアー優勝経験豊富なベテランのビリー・メイフェア（米）が同じく6位タイにつけ、日本でもお馴染みのカルロス・フランコ（パラグアイ）、ツアー2勝のポール・スタンコウスキー（米）らが通算7アンダー10位タイにつけている。

　クレムソン大学在学中オールアメリカンに選ばれるなどカレッジゴルフの星として活躍したマーティンだが、米男子ツアーにはこれまで3度出場しいずれも予選落ちに終わっている。しかし、今回のQTでは初日から安定したゴルフで3日間連続60台をマーク。初のシード権獲得に一歩前進した。

　なお、ファイナルQTは6日間108ホールの長丁場で競われ、上位25選手だけに来季のツアーカードが与えられる。