藍、無念の35位… 「目標」届かずシーズン終了
米女子ツアーの今季最終戦LPGAツアー選手権(フロリダ州、グランド・サイプレスGC)は現地時間4日、日没サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。前日通算8オーバーで第2ラウンドをホールアウトしていた宮里藍はカットラインぎりぎりの65位タイで予選を通過したが、この日の第3ラウンドで1アンダー71とスコアを伸ばしきれず。通算7オーバー35位タイまで順位を上げたものの、56ホール終了時点のトップ30だけで競われる最終ラウンドへの進出を逃してしまった。
最終ラウンド進出は通算6オーバー29位タイまでの選手となり、藍にとってはわずか1打及ばず無念の“敗退”。必然的に今季の戦いにも終止符が打たれ、シーズン開幕前から「今年最大の目標」と公言してきた米女子ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)のタイトルにも手が届かなかった。その他日本勢では、宮里美香が通算5オーバー24位タイで見事に最終ラウンド進出を果たしたが、上田桃子は通算9オーバー47位タイに沈み藍と共に第3ラウンドで姿を消している。
その他、今年の全米女子オープンを制したポーラ・クリーマー(米/35位タイ)や現世界ランクNo.1の申智愛(韓/64位タイ)ら実力者も最終ラウンド進出を逃す番狂わせ。賞金ランク2位につける申が落ちたことで、同ランクトップのナ・エン・チョイ(韓/9位タイ)が初の賞金女王に輝くことが決定した。また、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトル争いはヤニ・ツェン(台/29位タイ)、クリスティー・カー(米/3位タイ)、チョイの3選手に絞られ、特に賞金女王確定のチョイは年間平均ストロークNo.1との主要タイトル“3冠”に意欲を燃やしている。
上位陣は、初日から首位を走るエイミー・ヤン(韓)が通算6アンダーで単独トップ。1打差の2位にマリア・ヨース(スウェーデン)、3打差の3位タイでカーとリー・スンワ(韓)が続いている。