勇太&遼の逆転Vならず! 金庚泰が23年ぶり外国勢賞金王
更新日:2011/02/10 15:43
掲載日:2010/12/05 16:53
国内男子ツアーの今季最終戦ゴルフ日本シリーズJTカップは5日、東京よみうりカントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を行い、単独首位からスタートした藤田寛之が通算15アンダーまでスコアを伸ばして優勝。今年4月のつるやオープンに続くシーズン2勝目を挙げ、優勝賞金4,000万円を獲得した。
一方、逆転での賞金王タイトルを目指していた賞金ランク2位の石川遼と同ランク3位の池田勇太だが、石川は通算9アンダー7位タイ、池田は通算10アンダー5位タイで終戦。いずれも今大会での優勝が逆転の絶対条件となっていたため、両選手ともに逆転賞金王の夢は叶わなかった。
賞金王に輝いたのは前週まで賞金ランクトップに立っていた金庚泰(韓)。今大会で通算10アンダー5位タイに入り、韓国人選手として史上初の賞金王となった。さらに、国内男子ツアーでは1987年のデビッド・イシイ(ハワイ出身の日系3世)以来、実に23年ぶりとなる外国勢賞金王の誕生。なお、今季の金庚泰は5月のダイヤモンドカップゴルフ、10月の日本オープンゴルフ選手権とマイナビABCチャンピオンシップで計3勝を挙げ、シーズン獲得賞金額も1億8,000万円を超えた。
大会の最終成績は、この日コースレコードタイの9アンダー61をマークした谷口徹が通算14アンダー単独2位に食い込み、ブレンダン・ジョーンズ(豪)が通算12アンダー3位、平塚哲二が通算11アンダー4位、池田と金庚泰の2人が5位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの丸山茂樹は通算8アンダーで9位だった。