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2011年注目選手プレビュー 〜パク・ヒヨン〜

更新日:2022/10/26 00:57
2011年注目選手プレビュー 〜パク・ヒヨン〜

 

 昨季国内女子ツアーで賞金女王に輝いたのは“赤毛のアン”ことアン・ソンジュ(韓)。そして今年、またも韓国から強力な賞金女王候補がやって来る。

 アンが賞金女王に上り詰めたそもそものはじまりは、09年のファイナルQTで2位に入りツアーへの出場権を獲得したこと。韓国ツアー賞金女王の肩書きを引っさげてのQT受験だったが知名度は低く「日本で何を期待すれば良いのか分からない」と不安を口にしたことも。ところが、ふたを開けてみると開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントでいきなり優勝。他を寄せ付けない圧倒的な実力を見せつけ賞金女王に輝いた。

 そして昨年の12月に行われたファイナルQTには「アン・ソンジュに続け」とばかり、米ツアーや韓国ツアーから大挙して“大物”が来日して挑戦。そんな中トップ通過を果たしたのがパク・ヒヨン(韓)だった。アマチュア時代から卓越した才能を開花させたパクは02年、03年韓国女子アマ選手権を連覇。02年から3年連続ナショナルチームのメンバーとして国際舞台を経験し、04年11月韓国ツアーのHite Cupでアマチュア優勝を果たしプロ転向。翌05年にいきなり3勝を挙げルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。その後08年から主戦場をアメリカに移し、優勝こそないが賞金ランク35位、20位、34位と危なげなくシード権を確保。米女子ツアーでは「いつ勝ってもおかしくない」といわれている。

 そんな逸材が国内女子ツアーのQT受験を思い立ったのは「アメリカで一緒に戦っている韓国人選手に誘われたんです。日本には興味があったけど、ひとりじゃ寂しいと思っていたので一緒に受けることを決めました。そうしたら誘った本人が“やっぱり辞める”と言い出して。結果、自分だけが受かってしまった(苦笑)」。

 アンのように国内に専念するわけではなく「日米両ツアーに出場するつもり」というから、いきなり賞金女王は難しいかもしれない。だが日本勢にとっては手強い相手となりそうだ。

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