S.アップルビー単独首位も大混戦のソニー・オープン
更新日:2011/01/16 14:58
掲載日:2011/01/15 14:32
丸2日間以上降り続いた大雨のため初日のプレーが中止となった米男子ツアーのソニー・オープン・イン・ハワイ(ワイアラエCC)は、現地時間14日の大会2日目でようやく第1ラウンドの競技を消化。この日ノーボギーの6アンダー64で回ったスチュアート・アップルビー(豪)が単独トップに立ったものの、3打差までに23人がひしめく大混戦の滑り出しとなっている。
悪天候の影響で思うように練習が出来なかった選手たち。首位発進のアップルビーは宿泊しているホテルのベランダで素振りをして第1ラウンドに備えたという。「スペースが限られていたからサンドウェッジしか振れなかったよ」と苦笑するも、窓ガラスを鏡に見立てて行った素振りが功を奏したようで、16番パー4では残り163ヤードの2打目を直接カップインさせイーグル奪取に成功。12番で15メートル以上のロングパットを沈めるなど、要所で見せ場をつくりトーナメントをリードした。
しかし、首位に立っても安心してはいられない。1打差の2位タイにはハワイの日本人ファンから大声援を受ける丸山茂樹、昨年の賞金王マット・クーチャー(米)、欧州の強豪ジャスティン・ローズ(英)、期待の若手ベン・マーティン(米)やネイト・スミス(米)ら豪華なメンツがずらり。3打差の13位タイにもクリス・ディマルコ(米)やビリー・メイフェア(米)らワイアラエCCを得意とするベテランが並んでおり、今後の展開は予断を許さない。
初日の第1ラウンドが荒天順延となったため、大会3日目(15日)に第2ラウンドを行い60位タイまでの上位選手が決勝ラウンドへ進出。最終日に36ホールの長丁場を戦うことになるが、果たして激戦のフルフィールド初戦を制するのは…?