丸山茂樹、首位タイで36ホールの決勝ラウンドへ!
米男子ツアーの今季フルフィールド初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイ(ワイアラエCC)は現地時間15日に第2ラウンドの競技を行い、前日の第1ラウンドで2位タイと好スタートを切っていた丸山茂樹が8バーディ、3ボギーの5アンダー65でホールアウト。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、前日単独トップのスチュアート・アップルビー(豪)と並び首位タイに浮上した。
1999年から米ツアー常駐時代も含め13年連続で出場しているこの大会。開催コースとなるワイアラエCCを「自分のゴルフスタイルに合っている」と語る丸山は、第1ラウンドに続いてこの日もショット、パットともに絶好調だった。まずはインスタートの12番パー4、セカンドショットをピンそば2メートルに寄せ幸先良くバーディ先行。13番をボギーとするも14番で10メートルのバーディパットを沈めると、直後の15番でもグリーン脇から直接ねじ込み連続バーディ。スコアを2つ伸ばして前半を折り返す。
後半の2番でバンカーにつかまりボギーを叩いたが、3番バーディとしてすぐさまミスを帳消し。4番パー3ではピン手前1メートルにつけるベタピンショットで再び連続バーディを奪う。最大の見せ場は7番パー3のショートホール。ティーショットをグリーン右のサイドバンカーに入れてしまうも、そこから残り12ヤードの2打目をなんと直接カップイン。会心のチップインバーディを披露し、ハワイ・オアフ島まで駆けつけた大勢の日本人ファンを沸かせる。最終9番では2オン成功からイーグル逃しのバーディフィニッシュ。2日連続『65』の好スコアをマークし、堂々のトーナメントリーダーとして予選ラウンドのプレーを終えた。
「2日続けてこんなに良いラウンドが回れたのは本当に久しぶり。昨日も今日も観戦している日本人の皆さんを楽しませるゴルフが出来てよかった」と、41歳にして“丸ちゃん”スマイルもまだまだ健在だ。初日の競技が荒天中止となった影響で、最終日(現地時間16日)に36ホールの決勝ラウンドを行う変則日程の今大会。日米を股にかけるベテランが自身8年ぶり通算4度目の米ツアー優勝、そして青木功(当時はハワイアン・オープン)以来28年ぶりとなる日本人2人目の大会Vへ向け、最後の長丁場を戦い抜く。
その他日本勢では、米ツアーで7年連続シードを保持している今田竜二と国内男子ツアーで昨季2勝を挙げた松村道央が、通算1アンダー68位タイのカットラインぎりぎりに入るもMDF(予選通過者が規定数を超過した場合の2次カット)のため決勝ラウンドには進めず。薗田峻輔(通算3オーバー)、小田孔明(通算4オーバー)、18歳アマの松山英樹(通算4オーバー)はカットラインに届かずに予選落ち。高山忠洋は予選ラウンドの競技を終える前に棄権している。