飛ばしのB.ワトソンか? 新人A.プルーか?
最終ホールでダブルボギーを叩いたブッバ・ワトソン(米)がルーキーのアレックス・プルー(米)と首位に並んで最終日を迎える。
カリフォルニア州パームスプリングスに点在する、PGAウエスト(以下PP)、PGAウエスト・ニクラウス・プライベートC(以下NP)、シルバー・ロックGC(以下SR)、ラ・クインタCC(以下LQ)の4コースを舞台にプロアマ形式90ホールの長丁場で行なわれる米男子ツアー第3戦、ボブホープ・クラシック。現地時間24日行なわれた第4ラウンドは途中までワトソン(NP)がトーナメントを引っ張る展開だったが、最終18番で痛恨のダブルボギー。3アンダー69で、前日トップのプルー(SR)と通算23アンダーで並び首位を分け合った。
1打差の3位タイにこの日ノーボギーで回ったビル・ハース(米/NP)とティム・クラーク(南ア/SR)が続き、通算21アンダー単独5位にジョー・オギルビー(米/LQ)。03年の今大会チャンピオン、マイク・ウィアー(カナダ/LQ)が通算20アンダー6位タイにつけている。
首位を守ったプルーだが「今日は冴えないゴルフをしてしまった」と渋い顔。普段から感情を表に出さないクールな男が尚更クールな表情で「まぁ、今日取りこぼした分は明日に取っておく」と最終日のチャージを胸に誓った。
一方のワトソンはバック9に入って4つのバーディを奪いそのまま独走態勢に入ったかに見えたが、最終ホールで崩れプルーに並ばれた。ツアー屈指の飛ばし屋はこれまで何度か首位または首位タイで最終日を迎えたことがあるが、最終ラウンドで70を切れず優勝には手が届いていない。ルーキーのプルーも、もちろんまだ優勝はなく未勝利の2人が明日、どんな戦いぶりを披露するのか注目したい。
日本勢唯一出場の今田竜二(LQ)は3バーディ、1ボギーの2アンダー70で回り通算12アンダーとしたが、順位を9つ落とし47位タイにとどまっている。