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欧州の逆襲! 石川&小田組も惨敗/ロイヤルT

更新日:2022/10/26 00:57
欧州の逆襲! 石川&小田組も惨敗/ロイヤルT

 

 初日のフォーサムで一歩リードしたアジアチームだが、2日目は欧州チームが底力を発揮した。

 アジアと欧州が名誉をかけ団体戦で激突するザ・ロイヤル・トロフィ(タイ、アマタスプリングCC)は現地時間の9日、2人1組で良い方のスコアを採用するフォーボール方式の4マッチを行ない、欧州チームが3マッチを制して逆転。最終日のシングルマッチを欧州4.5ポイント、アジア3.5ポイントの1ポイント差で迎えることになった。

 初日の勢いはどこへやら。アジアは第1マッチに登場したジーブ・ミルカ・シン&ガガンジート・ブウラー(ともにインド)組がプレーイングキャプテンのコリン・モンゴメリー(スコットランド)&サイモン・ダイソン(英)組に圧勝を許し(4アンド3)気勢をそがれると、3マッチ目に登場した石川遼&小田孔明の日本ペアも大苦戦。

「相手にあれだけ先に入れられたら、どうしようない」と小田が振り返る通り、こちらがバーディなら相手はイーグル。こちらがピンそばにつければ相手は遠くからパットをねじ込んでくるといった具合で、アレクサンダー・ノレン&ロバート・カールソン(ともにスウェーデン)の別次元のゴルフの前に屈し、結果は6アンド4の大敗。「相手はミスをしても絶対崩れなかった」と渋い表情の石川。スウェーデンコンビの鉄壁のプレーになす術もなく敗れ去った。

 この日唯一アジアチームに勝星をもたらしたのは初日敗れているチャーリー・ウィー(韓)とリャン・ウェンチョン(中)のペア。しかし地元のヒーロー、プラヤド・マークセン&トンチャイ・ジェイディ(ともにタイ)ペアは世界ランク7位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)&パブロ・マーティン(スペイン)組の前に3アンド1で敗れ、欧州に逆転を許した。

 だが諦めるのはまだ早い。最終日はシングルマッチ8試合が行なわれ、再逆転のチャンスは大いにある。「1ポイントリードしてシングルマッチに突入出来るのは素晴らしいが、明日は何が起きるかわからない」と相手チームのキャプテンのモンゴメリーも気を引き締めた。最終日、石川はピーター・ハンソン (スウェーデン)、小田はこの日こてんぱんにやられたノレンとの対決が待っている。トロフィを死守するため、負けられない戦いが続く。

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