堅首のL.グローバーをG.オギルビーら追撃!
首位を守ったルーカス・グローバー(米)を昨年の覇者ジェフ・オギルビー(豪)らが追いかけている。
昨年のツアー競技優勝者だけに出場が許される2010年米男子ツアー開幕戦、SBS選手権はハワイ、プランテーション・コース at カパルアを舞台に現地時間の8日、第2ラウンドの競技を終え初日首位発進のグローバーが、8アンダー65のベストスコアを叩きだし通算15アンダーで単独トップの座を守った。
グローバーに3打差の2位に終盤の15番でイーグルを奪い7アンダー66と爆発したジョン・ロリンズ(米)が続き、通算11アンダー3位タイに連覇を狙うオギルビーの他、ショーン・オへア(米)、マット・クーチャー(米)、マーティン・レアード(スコットランド)がつける展開。また昨年のマスターズチャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)は2日連続68をマークし、通算10アンダーの単独7位につけている。
それにしてもグローバーの快進撃は特筆すべきものがある。出だしこそ2番でボギーを先行させたが、その後は目の覚めるようなバーディラッシュ。昨年わずか2個しかイーグルを奪っていないグローバーが、初日に昨年の数字(2個)に並び、この日も9番でイーグル奪取に成功した。初日に比べ風は強さを増したが、彼にはその影響など一切なし。フェアウェイキープ率77パーセント、パーオン率は90パーセントに限りなく近く、平均パットも1.536と、その内容的には文句のつけようがなかった。
惜しかったのは後半2つのパー5(15番&18番)でスコアを伸ばせなかったこと。しかし1イーグル、7バーディ(1ボギー)は立派としか言いようがない。上位ももちろんスコアを伸ばしているが、強豪揃いのフィールドで後続に3打差をつけるのは余程調子が良い証拠だろう。残り2日、グローバーを中心に試合が展開されることは、まず間違いなさそうだ。