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G.オギルビー、堂々の連覇達成!

更新日:2011/01/21 14:06
G.オギルビー、堂々の連覇達成!

 

 最終ホール、10センチ強のウイニングパットを沈めたジェフ・オギルビー(豪)は右手でパットを天に掲げ持つと、帽子を取ってギャラリーの声援に応えた。ディフェンディング・チャンピオンとして挑んだ大会。最後は勝ちを確信した落ち着いたプレーが印象に残った。

 昨年のツアー優勝者だけに出場が許される2010年シーズン米男子ツアー開幕戦のSBS選手権は、ハワイ、プランテーション・コース at カパルアを舞台に現地時間10日、最終ラウンドの競技を終了。前日2位につけていたオギルビーが通算22アンダーまでスコアを伸ばし、逆転で連覇を達成した。

 首位からスタートしたルーカス・グローバー(米)が前半からペースを乱し、オギルビーの独壇場かと思われた最終日。だが思わぬ伏兵が彼の行く手に立ちはだかった。この日12位タイからスタートしたローリー・サバティーニ(南ア)がノーボギーの10アンダー63と爆発。途中オギルビーを抜いてトップに躍り出たのだ。

「サバティーニがあそこまでスコアを伸ばして来るとは思っていなかった。素晴らしいプレーだったね」と敵を讃えたオギルビーだったが、14番のバーディでサバティーニに並びかけ、続く15番パー5でセカンドショットをイーグルチャンスにつけ、きっちりバーディを奪って再逆転に成功。最後は危なげなく上がり3ホール連続パーで締めくくり1打差で勝利をもぎ取った。

 やはり開幕戦に優勝した昨年。大ブレイクが期待されたが、シーズン後半は目立った戦績を残すことが出来なかった。その反省を踏まえ「今年は去年とは違う年にするよ」とオギルビーはシーズンを通しての活躍を胸に誓った。

 その他上位は通算19アンダー単独3位にマット・クーチャー(米)、通算18アンダー4位タイにショーン・オヘア(米)とマーティン・レアード(スコットランド)が食い込んだ。しかしアメリカ勢9年ぶりの今大会優勝を狙ったグローバーは最終日に3つスコアを落とし、通算14アンダー14位タイで 4日間の競技を終えている。

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