S.ベルシュ首位! 今田は14位タイ
自己ベストを叩き出したシェーン・ベルシュ(米)が、5日間の長丁場を先頭で飛び出した。
プロアマ形式の老舗トーナメント、米男子ツアーのボブホープ・クラシックは米本土で行われる今季の初戦として現地時間20日、カリフォルニア州のPGAウエスト(以下PP)、PGAウエスト・ニクラウス・プライベートC(以下NP)、シルバー・ロックGC(以下SR)、ラ・クインタCC(以下 LQ)の4コースで開幕。例年、混戦となる予選ラウンドだが、ベルシュはニクラウス・プライベートCでプレー。10番、11番と2連続バーディでスタートすると、10バーディ、ノーボギーとスキのないゴルフを見せて10アンダー62。2位タイに2打差の単独首位に立った。06年にはソニー・オープン・イン・ハワイの第3ラウンドで「63」を出したこともあり、それがこの日爆発し目の覚めるようなラウンドとなった。
8アンダー64の2位タイにはジェフ・クイニー(米/NP)、アレックス・プルー(米/NP)。1打差の65にジョー・オギルビー(米/PP)ら4人が4位タイにつけている。
日本勢としてだたひとり出場している今田竜二は、PGAウエストをプレー。10番からスタートして前半は1バーディ、1ボギーと今一つだったが、後半に入って鮮やかなバーディラッシュを見せ、5つのバーディを奪い5アンダー67。首位に5打差の14位タイとまずまずのスタートを切った。
先週のソニー・オープン・イン・ハワイで激戦を制したライアン・パーマー(米/SR)はイーブンパー72で93位タイ、今季活躍が期待されるリッキー・ファウラー(米/SR)は2オーバー74、109位タイでデビッド・デュバル(米/PP)らと並び大きく出遅れている。
また、長い間大会を引っ張ってきたアーノルド・パーマー(米)の孫で大会初出場となるサム・サウンダース(米)も、ファウラーらと同じ109位タイと苦戦。祖父の前で良いプレーを見せて、24日の決勝ラウンドにコマを進めるには2日目以降猛烈なチャージが必要となる。