やはり大きいタイガー不在の影響
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/01/29 17:53
スキャンダルによって数多くのスポンサーを失ったタイガー・ウッズ(米)だが、その煽りはPGAツアーにも及んできた。
現地時間28日開幕の米男子ツアー今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープン(カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC)は、例年ならタイガーがシーズン初戦に選択するトーナメント。過去6勝と得意としており、ファンも毎年タイガーの優勝を期待している。
タイガーのスキャンダル発覚前にスポンサーのビュイックが撤退し開催が危ぶまれていたが、今季に入ってからようやく新しいスポンサーを獲得。ファーマーズ・インシュランス・オープンと名を変えたものの、世界ランキング2位のフィル・ミケルソン(米)が出場するなど例年通りの盛り上がりを見せている。
それでも主役不在の影響はすでに数字に表れている。昨年はヒザの故障でタイガーがいなかったため比較の対象にならないが、タイガーがフルシーズンプレーした08年に比べ、スポンサーシッップやチケットの販売は15〜20パーセントダウンしているのだ。
もちろんツアー全体のテレビ放映権料や今後のスポンサー獲得状況、ツアー全体のイメージなど打撃は大きい。だが、裏を返せばPGAツアー全体がタイガー人気におんぶに抱っこだったということに他ならないのではないだろうか…。