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B.クレーン、5年ぶりツアー通算3勝目!

更新日:2022/10/26 00:57
B.クレーン、5年ぶりツアー通算3勝目!

 

 ベン・クレーン(米)が逆転で5年ぶりとなるツアー通算3勝目をゲットした。

 カリフォルニア州サンディエゴのトリーパインズGC(サウスC)を舞台に行なわれていた米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間の1月31日、最終ラウンドの競技を終了。前日2位タイにつけていたクレーンが2アンダー70にスコアをまとめ、通算13アンダーで後続に1ストローク差をつけ先頭でゴールを駆け抜けた。

 わずか50センチのウイニングパット。だが前週の雨で柔らかくなったグリーンを、何十人もの選手が踏みつけたあとでは、たとえ短いパットでも油断は禁物。もし外せば4人が並んでプレーオフにもつれ込む。しかしそこは冷静にクレーンがパーパットを沈め勝利をものにした。

「とにかく集中力を途切らさず最後まで自分のゴルフが出来たことが嬉しい」と久々の勝利を喜んだクレーン。03年に初優勝を飾り将来を嘱望されたものの、ここ数年は優勝から遠ざかり脇役のひとりに甘んじていた。しかし昨年7位タイに入っている相性の良いトーナメントでの復活V。

「勝つことの意味はすべてでもあるし、無意味でもある」と哲学的なセリフを口にしたのは、不振の原因がストレス性のものであることを知り、精神衛生状態を良好に保ちたいという気持ちから。小さなことに一喜一憂するのではなく、日々を淡々と過ごしながらやるべきことをやって結果を待つ。「優勝はおまけみたいなもの」と言ったクレーンの表情には、確かな自信が芽生えているように見えた。

 ところで混戦に拍車をかけたのは、前日クレーンに2打差をつけ単独トップに立っていた今田竜二が崩れたから。3日目までわずか1ボギーが最終日に5ボギーを叩いて通算10アンダー9位タイに終わっている。

 その他上位はクレーンに1打差の2位タイにマイケル・シム(豪)、ブランド・スネデカー(米)、マーク・リーシュマン(豪)が入り、この日7アンダー65と爆発したマイケル・アレン(米)が通算11アンダーで、アーニー・エルス(南ア)、リッキー・ファウラー(米)らと並び5位タイに食い込んだ。

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