石川、暫定7位タイ! 今田は急浮上
フィールドの厚い大舞台で石川遼が依然好調なプレーを続けている。
降雨の中の戦いとなった米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープン(現地時間5日/カリフォルニア州リビエラCC)第2ラウンド。2日連続日没サスペンデッドとなったため、この日スタート時間が遅かった石川は13ホールしかプレーすることが出来なかった。
しかし内容は上々。序盤の2番、3番で連続バーディを奪うと、4番以降はすべてスコアカード通りのプレーで通算5アンダーまでスコアを伸ばし暫定7位タイと絶好のポジションを確保。まだホールアウトしていないものの(残り5ホール)、この日の最後のホールでショットを曲げながら気合でおよそ3 メートルを沈めパーをセーブし、良い感じで2日目を締めた。
順位だけ見ればフィル・ミケルソン(米/暫定11位タイ)やアーニー・エルス(南ア/暫定11位タイ)よりも上。このまま行けば昨年の予選落ちの屈辱はどうやら楽勝で晴らせそうだ。
一方、第1ラウンドで102位タイと大きく出遅れていた今田竜二は15ホール終了時点で4バーディ、1ボギーとスコアを3つ伸ばし、通算1アンダーで暫定29位タイにジャンプアップ。予選落ちの危機を脱し、こちらも決勝ラウンド進出に大きく前進した。
しかし、かつては自分の庭のように練習を繰り返していたリビエラが舞台なだけに気合が入る丸山茂樹は、それが空回りしたのか4バーディ、5ボギーの出入りの激しいゴルフで1オーバー72止まり。通算4オーバーは暫定92位タイに沈み、決勝ラウンド進出は難しい状況に陥った。同じ暫定92位タイにはマイク・ウィアー(カナダ)、アダム・スコット(豪)、ビジェイ・シン(フィジー)、デービス・ラブIII(米/13ホール終了)らがおり、今週は大物が大挙して予選で姿を消すことになるかもしれない。