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S.ストリッカー、貫禄の逃げ切りV!

更新日:2022/10/26 00:57
S.ストリッカー、貫禄の逃げ切りV!

 

 第3ラウンドを終え後続に6打差をつけ独走態勢に入っていたスティーブ・ストリッカー(米)が、最終日は苦しみながらも逃げ切って今季初優勝を飾った。

 米男子ツアー今季第5戦のノーザン・トラスト・オープンは、ようやくカリフォルニアらしい晴天が戻ったリビエラCCを舞台に現地時間の7日、日没サスペンデッドとなっていた第3ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。昨年からの好調を維持している42歳のストリッカーが通算16アンダーまでスコアを伸ばし、2位のルーク・ドナルド(英)に2打差をつけ貫禄の勝利を飾った。

「苦しかった。タフな1日になることはわかっていた」と言うのは、ここ15試合で4度目の栄冠に輝いたストリッカー。楽勝かと思われたが、6打あったリードが序盤で2打まで縮まり、終盤はハラハラドキドキの展開。しかし4日間を通して好調だったパットに救われたストリッカーが、終始落ち着いたプレーでドナルドの追撃を振り切った。

「昨年(この大会2位で)悔しい思いをしているだけに、これ以上の喜びはない」とストリッカーが珍しく感情を剥き出しにして喜んだのは、この勝利で世界ランクがフィル・ミケルソン(米)を抜き3位から2位に浮上したことも理由の1つ。タイガー・ウッズ(米)が長期欠場を表明している今、ゴルフ界最強の称号はストリッカーに与えられたといっても過言ではない。

 その他、一度は優勝戦線から脱落したダスティン・ジョンソン(米)がこの日5アンダー66をマークし、通算13アンダーで3位タイ。同じく3位タイにJ.B.ホルムズ(米)が入り、通算10アンダー5位タイにアンドレス・ロメロ(アルゼンチン)、ポール・ゴイドス(米)ら。

 また最終ラウンドを石川遼(通算4アンダー32位タイ)と同組で回ったアーニー・エルス(南ア)は通算8アンダー10位タイとまずまずの結果を残したが、3連覇を期待されたミケルソンは最終ラウンドの後半に3連続ボギーを叩くなど乱れ、通算2アンダー45位タイと不本意な成績で4日間の競技を終えた。

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