宮里藍、開幕3連勝なるか!?
絶好調の宮里藍が開幕3連勝に挑む。
現地時間25日開幕のキア・クラシック(カリフォルニア州カールズバッド、ラ・コスタリゾート&スパ)は、米女子ツアーのアメリカ本土初戦。タイで行われたホンダPTT LPGAタイランド、シンガポール開催のHSBC女子チャンピオンズと開幕2連勝を飾った宮里(藍)が、その勢いのまま乗り込んでくる。
HSBC女子チャンピオンズの後、シンガポールから日本へ一時帰国。故郷・沖縄が舞台の国内ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで日米を股に掛けた3連勝が期待されたが、あと一歩及ばず7位タイに終わった。それでも家族や友人、地元のファンからたくさんのエネルギーをもらいリフレッシュして今大会に臨んでいる。
しかも今回はアメリカで居を構えるカリフォルニア州での大会とあって、時差ぼけもなくのんびりコース入り。安定したプレーに加え、自信がみなぎっているだけにライバルたちからも一目置かれている。狙うのはもちろん米女子ツアー開幕3連勝だ。
また宮里(藍)の独走を許すまいと、ライバルたちも目の色を変えている。その筆頭が昨季賞金女王の申智愛(韓)だ。昨季がルーキーシーズンだった申は、このオフ初めてトレーナーをつけて体作りに専念。減量に成功したばかりでなく、筋力をつけてパワーアップ。アイアンのシャフトをスチールに変更するほど肉体をイジメ抜いた。持ち味の正確なショットにパワーが加わり、残るはゴルフの組み立てだけ。開幕戦で22位タイ、2戦目は3位タイと調子を上げているだけに、やはり存在感抜群だ。
一方、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のロレーナ・オチョア(メキシコ)やカリー・ウェブ(豪)、ミッシェル・ウィー(米)、ヤニ・ツェン(台)、クリスティー・カー(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)らも参戦。シーズン序盤での勝利に向かって突き進む。
日本勢は宮里(藍)の他に、上田桃子、宮里美香も出場。ツアーで輝きを放つ“先輩”に続こうと、積極的にプレーするに違いない。