D.A.ポインツ、ツアー初V! P.ミケルソン9位タイ
初日のトーナメントリーダー、D.A.ポインツ(米)がツアー参戦128試合目にして嬉しい初優勝を飾った。
米男子ツアーのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマはカリフォルニア州モントレー半島にあるペブルビーチGLを舞台に現地時間13日、最終ラウンドを行い、首位に2打差の単独4位からスタートしたポインツが14番パー5で第3打を直接カップに沈めるチップインイーグルを奪って混戦を抜け出し、通算15アンダーで逆転勝利を挙げた。
「ペブルビーチはアメリカゴルフの象徴的な場所。そこで優勝出来たなんて本当に素晴らしい。夢が叶った」とツアー初Vとともに、初のマスターズ出場権を獲得し感無量の面持ちのポインツ。プロアマ戦を一緒に戦い同部門でも2人で勝利を勝ち取ったパートナー、俳優のビル・マーレイは「彼が勝てたのは僕が1週間、我慢して名前のD.A.は何の略かを聞かなかったからだよ」と笑いを誘ったが、マーレイが醸し出す明るい雰囲気がポインツを盛り上げ「勝っても負けても、今週は自分が主役だったと胸を張れると思っていた」とポインツは会心の勝利を喜んだ。
奇しくも大会期間中、愛娘が満1歳の誕生日(10日)を迎えたポインツ。自慢の娘と妻に祝福され、これ以上ないほどの満面の笑みを浮かべていた。
その他上位陣は、2打差の単独2位にこの日6アンダー66の好スコアをマークしたハンター・メイハン(米)が入り、通算11アンダーの3位にトム・ギリス(米)。前日トップのスティーブ・マリーノ(米)は優勝の可能性がなくなった最終18番、緊張の糸が切れたかのようにミスを重ね、トリプルボギーの『8』を叩き、通算10アンダーでスペンサー・レビン(米)と並び4位タイに終わった。
また逆転優勝が期待されたフィル・ミケルソン(米)は、1アンダー71とスコアをいまひとつ伸ばしきれずに通算8アンダー9位タイで終戦。それでも「ショットが凄く良いので手応えを感じている」と次週、ノーザン・トラスト・オープンでの今季初優勝に期待を抱かせた。(STATS-AP)