世界No.1のY.ツェンが3週連続Vに王手!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/02/20 07:40
オーストラリアで2連勝を飾り世界ランクNo.1に浮上したばかりのヤニ・ツェン(台)が、米女子ツアー開幕戦Vに王手をかけた。
同ツアーの今季開幕戦ホンダLPGAタイランド(タイ、サイアムCC)は現地時間19日、灼熱の太陽が照りつける中で第3ラウンドの競技を終了。出だし直後の2番でダブルボギーを叩くも最終ホールを見事なイーグルで締めくくり2アンダー70をマークしたツェンが、通算9アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに躍り出た。今月に入りすでに欧州、豪州両女子ツアー共催の大会で2連勝しているツェンが勝てば、3週連続優勝の快挙となる。
「とにかく暑くて集中力を保つのが難しかった」と話しながら、18番パー5では2打目をピンそば1.2メートルに寄せるスーパーショットで楽々イーグルを奪いトップに立ったツェン。「あれが大きかった。イーグルフィニッシュは明日に繋がる」と喜んだ。1打差の2位タイには人気者のミッシェル・ウィー(米)、前日まで首位を走っていたキム・インキョン(韓)が続き、2打差の単独4位にポーラ・クリーマー(米)つけるなど、強豪が僅差で迫っている。だが「プレッシャーを楽しみたい。勝ち方を覚えたという自信がある」とツェンはあくまでも強気。「最強のNo.1を目指す」という強い決意が見え隠れする。
日本勢は、第3ラウンドを2アンダー70で回り通算4アンダー7位タイに浮上した宮里美香が最上位。この日4位タイの好位置からスタートした上田桃子はスコアを3つ落とし、通算2アンダー16位タイに後退。ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍は通算1オーバー23位タイにとどまっている。