申智愛とS.ガルが僅差でシーソーゲーム! 日本勢は後退
メジャー前哨戦でもある米女子ツアーのキア・クラシック(カリフォルニア州、パシフィック・パームズ・リゾート)は現地時間26日、日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。通算15アンダーまでスコアを伸ばした前日のトーナメントリーダー申智愛(韓)が首位の座をキープし、1打差の単独2位に同ツアー未勝利のサンドラ・ガル(独)がつけた。
この時期のカリフォルニアにしては肌寒いコンディションの中、辺りが薄暗くなるまでし烈な戦いを続けた選手たち。申は「今日中に(第3ラウンドを)ホールアウトしたかったから、最後は焦ってリズムが狂った」とフィニッシングホールの18番で珍しくショットを左に曲げボギーを叩くアクシデント。それでも「明日残り18ホールあるし、そこで頑張れば良い」と気持ちを切り替え前を向いた。
今季はシーズンインする前にヤニ・ツェン(台)に世界ランク1位の座を奪われ、申は現在同ランク2位。「No.1は私にとって大きなモチベーション。ショットもパットも悪くないので、明日は良いことが起こりそうな予感がします。自信を持って臨みたい」と今季初優勝に意欲を見せた。
また、この日8アンダー65と爆発した世界ランク4位のナ・エン・チョイ(韓)が通算9アンダーで前日の21位タイから単独3位にジャンプアップ。通算8アンダー単独4位にキム・インキョン(韓)、通算7アンダー単独5位にアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)がそれぞれつけている。
一方、日本勢は苦戦。前日までトップ10圏内に踏ん張っていた宮里美香はスコアを1つ落とし、通算2アンダーで19位タイに後退。宮里藍も今ひとつ噛み合わないプレーで1オーバー74、通算1アンダー25位タイに順位を下げた。
また、上田桃子はこの日10番からスタートし、前半4バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がったが、2番ボギー、9番ダブルボギーと後半に入って失速。1アンダー72でスコアを1つ伸ばしたが、通算イーブンパー33位タイにとどまっている。尚、大山志保は予選ですでに姿を消している。