有村8位タイに踏ん張るも日本勢後退 Y.ツェンが急浮上!
メジャーの難しいセッティングに日本勢は苦戦を強いられた。今シーズン米女子ツアーメジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権はカリフォルニア州、ミッション・ヒルズCCを舞台に現地時間4月1日、第2ラウンドの競技を終了。初日3位タイの好スタートを切った宮里美香は、前日より硬さを増したグリーンに手こずり、7番から3連続ボギーを叩くなど3オーバー75の乱調。通算2アンダーは首位のステイシー・ルイス(米)に7打差の14位タイに後退した。
また、5位タイからスタートした有村智恵も前日の『22』パットが2日目は『31』パット。大崩れこそなかったが1バーディ、2ボギーというストレスが溜まる内容で1オーバー73止まり、通算3アンダーは前週優勝のサンドラ・ガル(独)らと並び8位タイに順位を下げた。
さらに悲願のメジャー獲りを目指し初日18位タイ発進の宮里藍は18番パー5の手痛いミスでダブルボギーの『7』を叩きリーダーボードからずるずると後退。通算1オーバーは2日目に『76』と崩れた上田桃子らと同じ36位タイへ。大山志保は通算4オーバー59位タイ、馬場ゆかりは通算5オーバー68位タイと下位で予選を通過したが、不動裕理は2日連続『77』を叩き、通算10オーバー102位タイで決勝ラウンド進出を逃した。
上位はルイスに3打差の2位タイにこの日4アンダー68をマークしたディフェンディング・チャンピオンのヤニ・ツェン(台)の他、歴代チャンピオンのひとりブリタニー・リンシコム(米)とジェーン・パーク(米)が並び、通算5アンダー5位タイに最年少メジャーチャンピオンのモーガン・プレセル(米)他。ミッシェル・ウィー(米)も、この日5アンダー67をマークして通算3アンダー8位タイにつけている。
連覇がかかるツェンは「プレッシャーはありません。残り2日ゴルフを楽しんで全力を尽くしたい」と逆転Vに意欲を見せた。