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R.マキロイが完全優勝に王手! 史上2番目の年少Vなるか?

更新日:2011/04/10 11:45
R.マキロイが完全優勝に王手! 史上2番目の年少Vなるか?
初日から首位をキープしている21歳のR.マキロイ。タイガーに次ぐ史上2番目の年少優勝に期待がかかる。(写真提供:AP/アフロ)

 

 初日から首位を走る21歳のローリー・マキロイ(北アイルランド)が後続に4打差をつけ、タイガー・ウッズ(米)に次ぐ史上2番目の年少優勝に王手をかけた。

 米男子ツアー今季メジャー初戦のマスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)は現地時間9日、第3ラウンドの競技を終了。マキロイが4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回って通算12アンダーとし、2位タイのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、ジェイソン・デイ(豪)、チャール・シュワーツェル(南ア)、崔京周(韓)に4打差をつけて単独トップの座を守った。

 中盤までのマキロイは我慢のゴルフを強いられ、スコアを伸ばせず足踏み状態が続いたため上位の混戦に拍車がかかった。しかし13番と15番、2つのパー5で計算通りのバーディを奪うと、勝負どころの17番では8メートルのロングパットを沈め、4つ目のバーディ奪取に成功。熱狂するパトロンを前に、マキロイは派手なガッツポーズを繰り出した。

「後半の6ホールを3アンダーで回れたのは大きかった。それもこれも忍耐強く自分のゴルフに徹した結果。こういうゴルフがしたかった」と声を弾ませた。もし勝てば1997年のタイガー以来、史上2番目の年少Vを達成することになる21歳。プレッシャーがかかる状況だが「ラグビーのビッグマッチが明日あるから、それに合わせて10時頃起きてテレビ観戦してからティーグラウンドに上がるよ」と余裕のコメント。次世代を担う期待のホープが大物ぶりを発揮している。

 一方、追いかける立場のタイガーは苦戦。「ショットは良いのにパットが全く入らなかった」の言葉通り、最終18番でも1.5メートルのパーパットを外してボギーを叩き、2オーバー74と崩れて通算5アンダーの9位タイに後退。スタート前には3ストロークだったトップとの差が『7』まで開き、復活Vは難しい状況に陥っている。

 また3日目のビッグニュースは、アマチュアの松山英樹が4アンダー68の好スコアをマークし、通算3アンダーで前日の43位タイから18位タイにジャンプアップしたこと。「明日も今日のように良いゴルフが出来るように頑張りたいです」と、ローアマのタイトルを確定させている松山は初々しい笑顔で抱負を語った。

 松山と同い年(19歳)の石川遼は「アイアンの距離感が合わなかった」とスコアを1つ落とし、通算1アンダー30位タイに後退している。なお、池田勇太、藤田寛之は予選で姿を消している。

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