A.スコット、連覇へ好発進!! 今田は初日51位タイ
更新日:2011/04/15 12:10
掲載日:2011/04/15 11:27
マスターズ惜敗のアダム・スコット(豪)が、その悔しさを糧に次の戦いに挑んでいる。米男子ツアー、バレロ・テキサス・オープン(テキサス州、TPCサンアントニオ)に、ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだスコットは、現地時間14日の第1ラウンドで5バーディ、1ボギーと安定したプレーを見せて4アンダー68でホールアウト。首位のスチュワート・シンク(米)、J.J.ヘンリー(米)の2人に1打差の3位タイと、好位置につけた。
昨年の同大会で復活優勝したものの、最終日の16番でショートアイアンのハーフショットをミスした苦い思い出があるスコット。それが、先週のマスターズでは大詰めの16番でクラブこそ違うがやはりハーフショットを完璧に打ち、ベタピンのバーディを奪った。残念ながら、それ以上のプレーをしたチャール・シュワーツェル(南ア)と2打差の2位タイに終わり、メジャー初タイトルこそ逃したが、自分のゴルフへの自信は深まった。これを武器に狙う大会連覇。オーガスタのリベンジと、これからのメジャーへの思いを胸に、スコットの新たな戦いが始まっている。
スコットと並ぶ3位タイには、チャーリー・ホフマン(米)、ボーン・テイラー(米)、ケビン・チャペル(米)、ジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)。1打遅れた8位タイに、ジェフ・オギルビー(豪)らがつけている。
日本勢でただ一人出場している今田竜二は、フロントナインを2アンダーで終えたが、11番でボギーを叩くとリズムが一変。12番、14番とボギーを重ねて、一気に1オーバーまで後退してしまった。それでも粘って17番でバーディを奪い、何とかイーブンパー72でプレーを終えたものの、51位タイと今ひとつの初日になってしまった。