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L.ドナルド&M.マナッセロに忍び寄るNo.1の影!

更新日:2022/10/26 00:57
L.ドナルド&M.マナッセロに忍び寄るNo.1の影!

 

 首位を守ったルーク・ドナルド(英)とマッテオ・マナッセロ(伊)の背後に、世界ランク1位のリー・ウェストウッド(英)がピタリとつけた。

 欧州ツアーのかつての本拠地である英国ウェントワースCを舞台に、トッププレーヤーが一堂に会すフラッグシップ・トーナメント、BMW PGA選手権は現地時間28日に第3ラウンドの競技を終了。難コースに上位のスコアが伸びず、ともに1オーバー72とスコアを落としたドナルドとマナッセロが通算5アンダーで依然トップタイ。その2人から2打差の通算3アンダーでウェストウッドとファブリツィオ・ザノッテイ(パラグアイ)が追う展開となった。

 ツアーでもっともステディなゴルファーとして評価が高い世界ランク2位のドナルドは、この日の前半珍しくボギーを1つ、ダブルボギーを2つ叩く大乱調。リーダーボードを急降下したが後半は粘りに粘って4つのバーディで4アンダーをマーク。何とか首位に留まり、最終日ウェストウッドより上位に入れば初の世界ランク1位が実現するポジションを確保した。“らしくない”プレーだったこの日は林に打ち込む場面も多く、「セベみたいだったね」とショットを曲げながらもミラクルショットで勝利を奪った故セベ・バレステロス(スペイン)の名前を出して本人苦笑いする一幕も。

「今日はボールをコントロールすることが出来なかった。でも後半のカムバックは自分でも誇りに思う。明日は今日より悪いことは絶対にない。とにかく自分のプレーをして今日の分まで取り返したい」とドナルドはNo.1浮上に意欲を見せた。

 一方、前半2バーディ、3ボギーで折り返した後、後半はすべてスコアカード通りのプレーに終始したマナッセロも会心のゴルフとはいかなかったが「メンタル的には彼ら(ドナルドやウェストウッド)に負ける。だって彼らの方がずっと経験豊富だからね。でもゴルフの内容自体が良ければ、メンタルの戦いにはならないはずだよ」と世界ランク1位&2位との優勝争いにも強気の発言。16歳で全英オープン13位に入り、昨年のマスターズで最年少予選突破を果たし、ツアーですでに2勝を挙げている18歳にも勝機は十分だ。

 もちろんじわじわと2人を追いつめるウェストウッドの存在も見逃せない。首位から5ストローク差に17人がひしめく混戦を制するのは果たして誰なのか? 最終日も目が離せない展開となりそうだ。

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