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21歳新星の追撃かわしR.ロック念願の初V達成!

更新日:2022/10/26 00:57
21歳新星の追撃かわしR.ロック念願の初V達成!

 

 初日から首位を快走したロバート・ロック(英)が苦節9年、念願の初優勝を飾った。

 欧州ツアー、BMWイタリア・オープン(イタリア、ロイヤルパーク1世ロベリ)は現地時間12日、最終ラウンドの競技を終了。初優勝のプレッシャーにもめげず4連続を含む7バーディ(2ボギー)を奪ったロックが通算21アンダーまでスコアを伸ばし、逃げ切って完全優勝を達成した。

「9年はちょっと時間がかかり過ぎた気もするけれど、やっと勝つことが出来てとても嬉しい。いや、嬉しいというより正直驚いている。でも今日は自信を持ってプレーしている自分がいた」と出場209試合目にして勝利の美酒に酔ったロック。しかしこの勝利、決してすんなりといったわけではない。

 単独トップでスタートしたロックを脅かしたのは、20位タイから驚異の追い上げを見せた21歳の新鋭トービヨン・オルセン(デンマーク)。前半だけで1イーグル、5バーディの7アンダー29をマークしロックにプレッシャーをかける。後半に入っても攻撃の手を緩めず3連続を含む4バーディ(1ボギー)を奪って10アンダー62の好スコアをマーク。オルセンが通算20アンダーで先にホールアウトした。

「これまでの9年間、チャンスがあると必ず誰かが後ろから追い上げてきて逆転負けを喫していた。今日もそうなるかと思って、一瞬ヒヤッとしたよ」とロック。だが13番のバーディで通算21アンダーまでスコアを伸ばした後、上がり5ホールを慎重にパーで凌ぎ1打差の勝利をものにした。ロックはこれまでキャリアベストの2位(タイを含む)が3回あったが、そのうちの1つが一昨年の同大会。それも何かの縁かもしれない。

 その他上位陣は、オルセンと同じ2位タイにゲイリー・ボイド(英)が入り、通算19アンダー単独4位にピーター・ホワイトフォード(スコットランド)。地元の声援を一身に受けた18歳のマッテオ・マナッセロ(伊)は4アンダー68で回ったが、通算16アンダーで優勝したロックに5打差の8位タイに終わっている。また2006年同大会優勝者のフランセスコ・モリナリ(伊)も2アンダー70の平凡なスコアで、マナッセロらと並び8位タイで4日間の競技を終了。地元の期待に応えることは出来なかった。

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