波乱のバーディ合戦、M.ウィービーがプレーオフ制す!
シニア初優勝を狙った1986年の全米プロゴルフ選手権チャンピオンのボブ・ツエー(米)がスコアを伸ばせず失速するなか、予想外の2人がプレーオフを戦いマーク・ウィービー(米)が逆転で優勝をさらった。
米チャンピオンズツアー、グレーター・ヒッコリー・クラシック at ロックバーン(ノースカロライナ州、ロックバーンG&S)は現地時間12日に最終ラウンドの競技を行い、3位タイからスタートし共にノーボギーの7アンダー65のチャージを見せたウィービーと、ジェームス・メイソン(米)が通算19アンダーで並びプレーオフに突入。サドンデスに入っても両者譲らず決着は3ホール目までもつれ込むも、17番パー3でボギーを叩いたメイソンが脱落。ウィービーが3年ぶりツアー通算3勝目を挙げた。
優勝には一歩届かなかったが、最終日に見せ場を作ったのがフレッド・ファンク(米)だ。23位タイからスタートすると、バーディに次ぐバーディを量産しノーボギーの10アンダー62をマーク。通算18アンダーとしチップ・ベック(米)とともに3位タイに食い込み「とにかくショットがピンに絡んでチャンスを広げることができた。すべてが噛み合った最高のラウンドさ」と声を弾ませた。
ファンクの他にもこの日はケニー・ペリー(米)が1イーグル、8バーディの10アンダー62と爆発し、48位タイから8位タイにジャンプアップ。また、上位陣がスコアを伸ばすなかで前日まで首位を走っていたツエーは3バーディ、1ダブルボギーの1アンダー71の平凡なスコアで通算15アンダー8位タイに終わり、シニア初Vはお預けとなった。
尾崎直道は4アンダー68をマークしたが上位陣のバーディ合戦についていけず、通算13アンダーで前日より10ランクダウンの25位タイで3日間の競技を終えている。