遼、4日目にして初60台で30位タイ! 久保谷68位タイ
最終日にして“約束”の60台をマークしたものの石川遼のメジャー大会での戦いは30位タイという平凡な結果に終わった。
米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープン(メリーランド州、コングレッショナルCC)は現地時間19日、最終ラウンドの競技を終了。日本期待の石川はこの日2番でボギーを先行させたものの、4番で距離の長いパットを沈めてバーディを奪うと、続く5番でセカンドショットをぴたりとピンに寄せて連続バーディ。さらに8番でも再びロングパットを沈め前半を2アンダーで折り返す。
後半に入ると初日ダブルボギーを叩いた10番パー3をボギーとするも、前日苦しんだパットが復調。勝負どころの14番では2打目が直接カップインしそうなほど素晴らしいショットでバーディ。15番は長いバーディパットをど真ん中からねじ込み、17番ではこの日6つ目のバーディ奪取に成功。最終18番こそ第2打を大きく右に曲げ、3打目もグリーンに乗らずボギーに終わったが、「最後は60台」と誓った思いを形にし3アンダー68をマーク。通算2オーバーまでスコアを戻し、前日から18ランクアップの30位タイで4日間の競技を終えた。
ラウンド後、天を仰いで大きなため息をついた石川。厳しい戦いを終え消耗しきった表情が印象に残る。同世代のローリー・マキロイ(北アイルランド)のメジャー制覇は石川にとって大きな刺激になったはずだ。
一方、日本で行われた予選会を突破して本戦に臨み、決勝ラウンドを戦った久保谷健一は最終日、気合いが空回りしたのか出だしから歯車が噛み合ず3連続ボギー。5番でこの日唯一のバーディを奪ったが、9番から再び4連続ボギーを叩き6オーバー77の乱調。通算13オーバーで前日の57位タイから68位タイに順位を落とした。
尚、藤田寛之は予選で姿を消している。