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ダブル宮里、最終組で激突! さくら&しのぶも予選突破

更新日:2022/10/26 00:57
ダブル宮里、最終組で激突! さくら&しのぶも予選突破

 

 最高峰のメジャーの舞台で日本勢がリーダーボードの1位と2位を独占した。

 米女子ツアー今季メジャー第3戦、全米女子オープン(コロラド州、ザ・ブロードムーア イーストC)は現地時間9日、荒天で進行が大幅に遅れる中、第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を行ったが、午後になって雷雲がコース上空に居座り3日連続でサスペンデッドが決定。予選を通った72人全員が最終日少なくとも33ホールを消化しなければならない状況に陥った。

 そんな中、日本勢が大躍進。第2ラウンドで今大会ベストスコアの4アンダー67をマークした宮里美香が通算5アンダーで暫定ながら単独トップに浮上。1打差の暫定単独2位に宮里藍が続き、第3ラウンドはこの2人に加え通算3アンダー暫定単独3位のキム・インキョン(韓)が最終組を回ることになった。

「ティーショットも良かったしアイアンもピンに絡んだ。パッティングも良かったし、ほぼ完璧」と5バーディ、1ボギーのラウンドに達成感を滲ませた美香。持ち前の「アグレッシブなゴルフ」を意識しながら、メリハリのある攻め方が出来ていることが好調の原因だそうで、全米女子オープンという夢の舞台でトーナメントリーダーに立ったことを「信じられません。緊張していますが、すごくワクワクしています」と満面の笑みで喜んだ。

 一方の藍も勝負どころの上がり2ホールで、5メートル(17番)、7メートル(18番)のシビアなバーディパットを沈めて、第2ラウンド終了時点で単独2位に浮上し「今日はすごく良い寄せワン(アプローチでピンに寄せて1パットで入れること)が5回くらいあって、そこで凌げたから最後にバーディのご褒美がきてくれた」と納得の表情。だがアップダウンのあるタフなコースに「くたくたです」と苦笑いする一幕も。

 最終日、順調に進行すれば多くの選手が36ホールの長丁場を戦って決着をつけることになるが、雷雨に邪魔されれば月曜日にもつれ込むことも。どちらにせよ選手たちにとってはまだまだタフな戦いが続きそうだ。

 その他上位陣は、通算1アンダー暫定4位タイにステイシー・ルイス(米)とライアン・オトゥール(米)がつけ、連覇を狙うポーラ・クリーマー(米)は通算イーブンパー暫定6位タイに続いている。

 日本勢では、前日第2ラウンドを終え、この日スタート出来なかった横峯さくらが通算4オーバー暫定29位タイ。通算6オーバーの諸見里しのぶ(第3ラウンドスタート出来ず)も予選をクリアし暫定44位タイ。36位タイで予選ラウンドを突破したルーキーの野村敏京は第3ラウンドで唯一プレーした1ホール目の10番でダブルボギーを叩き、通算7オーバー暫定56位タイに後退した。

 しかし第1ラウンドで出遅れた上田桃子はカットラインに1打届かず通算8オーバーで予選落ち。全米女子オープン初挑戦の馬場ゆかりも決勝ラウンド進出を逃している。

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