今田、25位タイ好発進! T.イメルマンが単独首位
日本勢唯一出場の今田竜二がメジャーの狭間の大会で久々に好スタートを切った。
米男子ツアー、ザ・グリーンブリア・クラシック(ウェストバージニア州、ザ・オールド・ホワイトC)は現地時間28日、第1ラウンドの競技を行い、2008年のマスターズ覇者トレバー・イメルマン(南ア)が6アンダー64をマークして単独首位に立った。また、ここのところ不調が続く今田だが、この日はフェアウェイキープ率93%と抜群のティーショットを武器に4バーディを奪取。ボギーも3つ叩いたため、1アンダー69でフィニッシュしたが、混戦模様の中で首位に5打差の25位タイと米ツアー2勝目が狙える位置につけた。
今季は5月のHPバイロン・ネルソン選手権で3位タイ、6月のフェデックス・セントジュード・クラシックでも3位タイと好調な時期はあったものの、20試合に出場して予選突破は半分の10試合と苦しい戦いが続いている。HPバイロン・ネルソン選手権では、首位タイで最終ホールを迎えながら自滅して優勝を逃し、悔しい思いを味わってもいるだけにどうしても勝ち星が欲しいところだ。
今大会は全英オープンとWGC-ブリヂストン招待(8月4〜7日/オハイオ州、ファイアーストーンCC)、全米プロゴルフ選手権(8月11〜14日/ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)の狭間の大会であることと欧州ツアーの兼ね合いもあり、世界ランク上位陣や現在好調な面々の出場は少なく、今田にとっては大きなチャンス。これを逃さずさらに上のステップへと羽ばたきたい。
一方、家族とのリゾートもかねて今大会に出場し、トム・ワトソン(米)、ディフェンディング・チャンピオンのスチュアート・アップルビー(豪)と同じ組でプレーしたフィル・ミケルソン(米)はイーブンパー70で回り42位タイ、アップルビーは1オーバー71の64位タイと出遅れ、残り3日間の巻き返しにかける。同週開催の全米シニアオープン(オハイオ州、インバネスGC)を蹴って今大会に出場したワトソンは5オーバー75で143位タイと苦しい初日になった。
上位陣では、首位と1打差の2位タイにビリー・メイフェア(米)、ゲーリー・ウッドランド(米)ら5人がつけ、2打差の7位タイにルーキーのカイル・スタンレー(米)、ブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)らが続いている。