Y.ツェン連覇で史上最年少メジャー5勝目 〜全英リコー女子オープン〜
更新日:2012/01/02 11:44
掲載日:2012/01/02 10:39
2011年の全英リコー女子オープンはロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)が逆転で連覇を達成しその幕を閉じた。
ツェンにとってこれがウェグマンズLPGA選手権に続くメジャー通算5勝目(シーズンメジャー2勝目)。22歳6か月8日での快挙達成は、これまでタイガー・ウッズ(米)が持っていた最年少メジャー5勝目の記録24歳7か月を大きく塗り替えるものだった。
首位を行くキャロライン・マッソン(独)に2打差の単独2位からスタートした最終日、1番でいきなりボギーを叩いたツェンはマッソンに3打のリードを許してしまう。しかし3番ですぐさまバーディを奪い返し首位に並ぶと17番までに3つスコアを伸ばし、後続に3打差で迎えた最終ホール、メジャー開催コースの中でももっとも苛酷といわれるカーヌスティGL(スコットランド)の18番をきっちりバーディで締めくくり、最終日に5アンダー67と爆発したブリタニー・ラング(米)に4打差をつけ圧勝を飾った。
前年(2010年)の同大会前は「ゴルフが楽しく感じられなくなった」とプチスランプに喘いでいたが、宮里藍も師事するメンタルコーチのピア・ニールソン&リン・マリオット両女史から「心を解放するノウハウ」を習い「好きな歌を口ずさみながら」プレーして優勝したというエピソードを持つツェン。前年の「楽しかった気持ち」を思い出しながら回ったことが連覇につながった。