L.ウーストハウゼンが開幕戦V! 激闘制し母国で連覇達成
全英オープン王者ルイス・ウーストハウゼン(南ア)が激闘を制し、欧州ツアー開幕戦で連覇を達成した。
同ツアーのアフリカ・オープン(南ア、イースト・ロンドンGC)は現地時間8日、最終ラウンドの競技を終了。この日ツアー未勝利の37歳テジャート・バン・ダ・ウォルト(南ア)と並び首位タイからスタートしたウーストハウゼンが6アンダー67をマークし、通算27アンダーで後続に2打差をつけ勝利を飾った。
2打差の単独2位に食い込んだバン・ダ・ウォルトとの息詰る死闘を演じたウーストハウゼン。出だしの1番でともにバーディを奪うと、2番でボギーを叩いたウーストハウゼンに対し、バン・ダ・ウォルトは3ホール連続バーディの猛攻。しかしウーストハウゼンも譲らず3番でイーグルを奪い返すと、両者譲らず16番まで通算26アンダーで並ぶ展開に。
そして迎えた17番パー3、2人の明暗が分かれる。グリーンに乗せたもののカップまで10メートル近くを残したウーストハウゼンが、そのロングパットをねじ込み土壇場でバーディ奪取。それを見たバン・ダ・ウォルトはバーディチャンスを外し、返しの短いパーパットまで決めることが出来ずにボギーを叩いて万事休す。2打差のままともに最終18番をパーで終え、実績で上を行くウーストハウゼンが栄冠に輝いた。
「最初から最後まで本当に激戦だった。2人のうちどちらかがあり得ないようなパットを入れるしか決着をつける方法がないと思っていたが、17番で僕の方に勝利の女神が微笑んでくれた。ラッキーだった」と語ったウーストハウゼン。「でもバン・ダ・ウォルトのプレーは素晴らしかった。最後まで苦しめられた」と、人柄の良いメジャーチャンピオンは相手を讃えることも忘れなかった。
また5年ぶりの欧州ツアーVを狙ったレティーフ・グーセン(南ア)は1イーグル、3バーディを奪ったものの、10番のボギーで優勝戦線から脱落。通算24アンダー単独3位で4日間の競技を終えている。