不況の時代に明るい兆し 米女子ツアー27試合開催へ
更新日:2012/01/14 11:58
掲載日:2012/01/14 11:47
昨季の米女子ツアーはアメリカ国内での開催が13試合にまで激減し、シーズン中に3週間のオープンウィークすらあったが、2012年シーズンはようやく明るい兆しが見えてきた。
今週LPGAツアーが2012年のスケジュールを発表。それによると、昨季の23試合から4試合増の年間27試合を開催することが明らかになった。
特に選手たちを喜ばせたのがここ2年開催を中断していたキングスミル選手権が復活したこと。今年はオリンピックの開催年であるため、メジャー最終戦の全英リコー女子オープン(英国、ロイヤル・リバプールGC)が9月に行われるが、その直前の現地時間9月6日から9日にかけバージニア州のキングスミル・リゾート リバーCで同大会が開催されることが決定した。来季以降は以前行われていた5月に開催するという。
ロレックスランキング(女子世界ランキング)2位で、2007年にキングスミル選手権を制しているスーザン・ピーターセン(ノルウェー)は「2012年はLPGAツアーのスケジュールが健全な状態に戻ったと感じています。2009年からツアーは間違った方向に進んでいた。それを修正し、昨年から今年にかけて健全な状態に戻すことに成功しました」と喜びを口にした。
昨季まで開催されていたLPGAステート・ファーム・クラシックがなくなったが、新たに5試合が増設され、賞金総額も前年比660万ドル(約5億円)増となった。スポンサー離れに歯止めがかかった米女子ツアーにとって、2012年は踏ん張りの見せどころとなりそうだ。(STATS-AP)