P.ミケルソン&K.ブラッドリー首位並走! 石川68位タイ
フィル・ミケルソン(米)が足踏みする中、昨季の全米プロゴルフ選手権王者キーガン・ブラッドリー(米)が首位に並んだ。
米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープン(カリフォルニア州、リビエラCC)は現地時間18日、日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。初日から首位を走るミケルソンがピリッとしないゴルフで1アンダー70(第3ラウンド)の平凡なスコアにとどまる中、ブラッドリーが6バーディ、1ボギーの5アンダー66をマーク。通算7アンダーまでスコアを伸ばしミケルソンとともにトップの座を分け合った。
1打差の3位タイにブライス・モルダー(米)、ジョナサン・バード(米)、パット・ペレス(米)の3人が続き、第3ラウンドで5アンダー66をマークした昨季大会覇者アーロン・バデリー(豪)がダスティン・ジョンソン(米)、ビル・ハース(米)と並び通算5アンダー6位タイに順位を上げている。
キャリア4度目の2試合連続優勝を狙うミケルソンだが、この日は大荒れのゴルフだった。ショットを曲げて林に打ち込む場面も多々あり、観戦していたギャラリーの半ズボンの中に打球を打ち込むアクシデントもあった。さらにグリーン上でも短いパットを惜しいところで外すなど、イライラが募る内容だった。それでも首位の座を守れたことはミケルソンにとって嬉しい誤算。最終日はショットとパットをもう一度立て直し、自分のゴルフに徹したいところだ。
一方のブラッドリーは絶好のポジションを確保し「フィルを負かしたい。彼も僕を負かしたいと思っているだろうけど」と素直な気持ちを打ち明けた。「明日のチャレンジが楽しみだ。フィルのプレーをコントロールすることはできないが、自分が最高のゴルフでバーディを量産することは出来るはず。あまり相手に気を取られることなく、いつも通りのゴルフがしたい」と全米プロ以来のツアー通算3勝目に照準を合わせた。
日本勢は、早朝に第2ラウンドの残りを消化した石川遼のみが予選を通過。しかし39位タイからスタートした第3ラウンドは1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの5オーバー76と崩れ、通算6オーバー68位タイに後退した。尚、今田竜二は通算11オーバー134位タイ、池田勇太は通算12オーバー137位タイで予選敗退を喫している。