タイガー、“格下”からの挑発にも余裕の反応
更新日:2012/02/22 12:35
掲載日:2012/02/22 12:30
タイガー・ウッズ(米)が、元世界ランキングNo.1のプライドを強烈に示した。
現地時間22日からの世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(アリゾナ州リッツカールトンGC)1回戦の相手であるゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)が、会見でタイガーについて尋ねられ「僕には失うものは何もない。彼は最高の状態ではない。もし自分がいいプレーをすれば、やっつけることができるだろう。もちろん彼は大会3勝で、アマチュア時代からマッチプレーに強いのは分かっているから、自分がいいプレーをする必要があるけど」と言い切ったのだ。
打倒タイガーは可能。世界ランク48位の“格下”選手のこの発言をその後のインタビューでぶつけられたタイガーは「同じことを彼に言うよ。彼をやっつけられる」と反論。決してムキになることはなかったが、それでも「(フェルナンデス-カスタノは)欧州ツアーのときに見たことがあるけれど、会ったことがあるとは言えない」と切り捨てた。
大会前の1週間のオフには、子供たちと過ごしたようで「子供たちが風邪をもらってきて、みんなで風邪を引いていた」と苦笑したタイガー。だが大会3勝の男が復活する舞台として、これ以上のものはない。再び雄叫びを響かせるためにも、まずタイガーはフェルナンデス-カスタノを血祭りに上げ、侮ったことを後悔させようと燃えている。