28歳のD.サマーへイズが初V王手!
アマチュア時代にプロの大会で優勝しながら、プロ入り以来は鳴かず飛ばずのダニエル・サマーへイズ(米)が、ノーボギーの快調なゴルフで単独トップに立った。念願のツアー初優勝へ王手をかけている。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのアクセンチュア・マッチプレー選手権の裏で開催されている米男子ツアーのマヤコバ・ゴルフ・クラシック(メキシコ、エル・カマレオンGC at マヤコバ)は現地時間25日、第3ラウンドの競技を終了。前日首位タイグループを形成した中のひとり、サマーへイズが4アンダー67をマークし通算12アンダーで頭ひとつ抜け出した。
2打差の単独2位にやはりツアー優勝経験のないクリス・ストラウド(米)が続き、通算8アンダー3位タイに53歳の大ベテラン、マイケル・アレン(米)とウィル・クラクストン(米)の2人。通算7アンダー5位タイにツアー通算4勝のロバート・アレンビー(豪)らがつけている。
ゴルフの名門、ブリガムヤング大学出身のサマーへイズは現在28歳。アマチュアだった2007年にはネイションワイドツアー(下部ツアー)のチルドレンズ・ホスピタル招待でプロを抑えて優勝。将来を嘱望される存在だったが、プロデビューしてからは結果を出せず昨季も賞金ランク171位でシード権獲得を逃している。今大会はビッグネームが大挙してマッチプレーに参戦しフィールドが薄くなっているだけに、サマーへイズにとってはツアー初優勝の大きなチャンスが訪れたことになる。
注目の二世プロ、ケビン・スタドラー(米)は勝負どころの終盤でスコアを落とし通算5アンダー。前日の5位タイから13位タイに後退した。ディフェンディング・チャンピオンのジョンソン・ワグナー(米)はイーブンパー71とスコアを伸ばせず、通算1オーバー45位タイに低迷中。ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)もスコアを3つ落とし、通算5オーバーで前日の52位タイから70位タイに順位を下げている。
尚、グレッグ・ノーマン(豪)、ローリー・サバティーニ(南ア)、トッド・ハミルトン(米)、マイク・ウィアー(カナダ)、デビッド・デュバル(米)ら大物はすでに予選ラウンドで姿を消し、日本勢は今大会に出場していない。