美香、ロケットスタート成功で首位タイ発進! 藍&野村13位タイ
今季まだトップ10入りがない宮里美香が、ノーボギーの完璧なゴルフで首位タイ発進を切った。
米女子ツアーのショップライトLPGAクラシックは現地時間1日、ニュージャージー州のシービュー・リゾート ベイCを舞台に開幕。この日行われた第1ラウンドの1組目に登場した宮里(美)が1イーグル、4バーディの6アンダー65をマーク。今季すでに1勝を挙げているステイシー・ルイス(米)とともに首位の座を分け合った。
その他上位陣では、1打差の3位タイにマリアージョ・ウリベ(コロンビア)とポーラ・クリーマー(米)が続き、さらに1打差の単独5位にマウベ−アイミー・ルブラン(カナダ)。サイベース・マッチプレー選手権に続く2試合連続Vを狙うアザハラ・ムニョス(スペイン)が2アンダー69で回り、アレクシス・トンプソン(米)、アンナ・ノルドクビスト(米)らとともに6位タイの好位置を確保した。
リーダーボードの最上段に名を連ねた宮里(美)は序盤の3番、5番でバーディを奪うと、9番パー5では残り220ヤードのセカンドショットを7番ウッドでグリーンに乗せ、6メートル弱のスライスラインを読み切ってイーグル奪取に成功。風が比較的穏やかだった午前中にホールアウトすると「バック9は結構風が吹き始めましたけど、ショットのコントロールが凄く良かったです。ほぼ完璧。パットはそれほどでもなかったけれど、特にグリーンを狙うショットは自信を持って打てました」と久々の上位にホッと胸をなで下ろした。
だが早い組のスタートだったためギャラリーが少なく「もっと大勢の人に見てもらいたかったのに…(苦笑)」と不満を隠せない。イーグルの他にも17番パー3ではホールインワンかと思わせるスーパーショットでピンそば1メートル弱につけるなど、見せ場を作ったのに喝采がなかったのが残念といえば残念。週末は大勢のギャラリーを引き連れて回れる位置でプレーしたいところだ。
宮里(美)以外の日本勢は3バーディ、2ボギーの1アンダー70をマークした宮里藍がスポット参戦の野村敏京と並び13位タイからのスタート。一方、上田桃子は1バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの3オーバー74で68位タイと出遅れ。ルーキーの金子絢香も5オーバー76と崩れ、104位タイと下位からのスタートを余儀なくされている。