全美貞が単独首位で最終日へ、有村は4打差5位タイで追走
国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックは15日、愛知県の新南愛知カントリークラブ 美浜コースを舞台に第2ラウンドの競技を行い、荒天のため午前8時6分から約2時間の中断を挟んだものの、全選手がホールアウトした。現在賞金ランクトップで前日単独首位発進の全美貞(韓)がトップの座をキープし、注目の有村智恵も4打差5位タイの好位置で2日目の競技を終えている。
前日ノーボギーのゴルフを展開した全はこの日、1番でバーディを奪う絶好の滑り出しを見せると、5番で2つ目のバーディ。さらに後半12番で3つ目のバーディを奪って快調にスコアを伸ばす。その後、15番パー5で今大会初のボギーを叩いたものの、17番ですぐさまバーディを奪い返して3アンダー69をマーク。後続に3打差の通算11アンダーまでスコアを伸ばし、今季4勝目に王手をかけた。
先週の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯で悲願の国内メジャー制覇を達成した有村も、2週連続Vを目指し粘りのゴルフを披露した。前半4バーディ、2ボギーの出入りの激しいゴルフながらも2つスコアを伸ばすと、後半に2つのバーディを追加して4アンダー68でフィニッシュ。全に4打差の通算7アンダー5位タイから逆転を狙う。
その他の上位陣は、首位から3打差の2位タイにこの日のベストスコアタイとなる『65』をマークしたナ・ダエ(韓)のほか、佐伯三貴、イ・ボミ(韓)の実力者2人。有村と並ぶ通算7アンダー5位タイには酒井美紀がつけた。また、初日54位タイと出遅れていた横峯さくらが6バーディ(1ボギー)を奪う猛攻で5アンダー67を叩き出し、通算4アンダーで前日より39ランクアップの15位タイに急浮上している。
一方、諸見里しのぶは上がり4ホールで2つスコアを落とし、カットラインに1打足りない通算1オーバー51位タイで予選落ち。その他、斉藤愛璃、金田久美子、馬場ゆかりも決勝ラウンド進出を逃している。