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前週Vの申智愛『64』で独走態勢! 美香3位タイ、藍6位タイ

更新日:2012/09/16 09:32
前週Vの申智愛『64』で独走態勢! 美香3位タイ、藍6位タイ

 

 前週2年ぶりの優勝を飾った申智愛(韓)が他を圧倒する猛チャージで独走態勢に入った。

 米女子ツアー今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープンは英国、ロイヤル・リバプールGCを舞台に現地時間15日、強風のためサスペンデッドとなった第2ラウンドの競技を行い、この日ノーボギーの8アンダー64と爆発した申が通算9アンダーで初日の3位タイから単独トップに躍り出た。

 5打差の単独2位にインビー・パーク(韓)、6打差の3位タイに第2ラウンドでスコアを2つ伸ばした宮里美香とカリー・ウェブ(豪)の2人が続き、通算2アンダー単独5位にケイティー・ファッチャー(米)。また初日3位タイ発進の宮里藍が2バーディ、2ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめ、通算1アンダーでツアー最年少V記録を持つアマチュアのリディア・コ(ニュージーランド)、ビッキー・ハースト(米)らと6位タイの好位置をキープしている。

 午前中の早い組でスタートした美香が2アンダー70でホールアウトした時点でトップに立ち、メジャー初制覇に一歩前進したかに思われた。ところが申(インスタート)が出だしの10番でいきなりのイーグルを奪い美香に並ぶと、11番から3連続バーディを奪取し一気に単独トップに浮上。その後もすべてのホールでパーオンに成功する完璧な内容で後続に5ストロークの大差をつけた。

 前週のキングスミル選手権でポーラ・クリーマー(米)との9ホールに及ぶプレーオフの死闘を制し、一昨年のミズノクラシック以来となるツアー通算9勝目を飾ったばかりの申は、復活Vで「大きな自信がついた」と語っており、「タフなコースで良いプレーが出来てとてもハッピー」とトレードマークの笑顔が止まらなかった。

 その他の注目選手は、3連覇を狙うヤニ・ツェン(台)が2ラウンド連続イーブンパー72で回り11位タイ。同じく通算イーブンパーの11位タイに初日首位タイのリュウ・ソヨン(韓)、ステイシー・ルイス(米)、アンジェラ・スタンフォード(米)に加え、一ノ瀬優希がつけている。

 ダブル宮里と一ノ瀬以外の日本勢は、この日1オーバー73にスコアをまとめた原江里菜が通算4オーバー38位タイで予選を突破したが、若林舞衣子は通算6オーバーで初日の29位タイから58位タイに後退。残念ながらカットラインに1打及ばず予選落ちを喫し、初日74位タイと出遅れた木戸愛も通算7オーバー74位タイで決勝ラウンド進出を逃した。

 米ツアー常駐組の上田桃子はこの日1オーバー73にスコアをまとめたものの初日の出遅れが響き、通算9オーバー93位タイ。大江香織はこの日だけで『11』スコアを落とし通算13オーバーで42位タイから125位タイに急降下。上野藍子も通算20オーバー139位タイの下位で予選落ちに終わっている。

 尚、翌16日の最終日に決勝ラウンド36ホールを消化する予定。選手たちには長丁場を戦い抜く体力と精神力が試される1日になりそうだ。

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