M.カイマー&M.マナセロV圏内浮上! 首位はG.モルロイ
月末に迫ったライダーカップ(現地時間28〜30日/米イリノイ州、メダイナCC)に弾みをつけたいかつての世界ランクNo.1、マーティン・カイマー(独)がじわりと順位を上げトップ5圏内に浮上した。
欧州ツアー、BMWイタリア・オープン(イタリア、ロイヤルパーク1世ロベリ)は現地時間15日、第3ラウンドの競技を終了。「ここでプレーすると故郷・南アのコースを思い出しリラックス出来る」とこの日3連続を含む7バーディ(1ボギー)を量産したガース・モルロイ(南ア)が通算17アンダーで単独トップに浮上。1打差の単独2位にゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)、2打差の3位タイにパブロ・ララサバル(スペイン)、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)がつけ、スペイン包囲網がモルロイにプレッシャーをかける展開となった。
さらに母国のナショナルオープン制覇に燃えるマッテオ・マナセロ(伊)がギャラリーの応援を一身に受け、ムービングデーにノーボギーの7アンダー65と爆発。通算13アンダーで前日の36位タイから一気に5位タイにジャンプアップ。上がり2ホール連続バーディをマークし5アンダー67で回ったカイマーもマナセロと同じく通算13アンダー5位タイの好位置を確保した。
一昨年、メジャー大会の全米プロゴルフ選手権を含む4勝、昨季も2勝を挙げ世界ランク1位の座についたこともあるカイマーだが、今季はベスト10入りがわずかに3回で世界ランク、欧州ツアーの賞金ランクともに32位に低迷中。良いところがなかった今季の悪いイメージを払拭し、月末の欧米対抗戦(ライダーカップ)に自信を持って臨むためにも最終日はスカッとしたプレーで復活をアピールしたい。
一方、2006年大会のチャンピオンで地元の期待を集めるフランセスコ・モリナリ(伊)はこの日4つスコアを落とし、通算3アンダーで48ランクダウンの単独70位に後退。ディフェンディング・チャンピオンのロバート・ロック(英)は通算1アンダー単独72位、ライダーカップ欧州チームキャプテンのホセ・マリア・オラサバル(スペイン)は通算イーブンパー、予選通過組では最下位の73位タイに低迷している。