賞金ランク125位以内を目指すサバイバル! 今田は背水の陣
更新日:2012/11/08 13:11
掲載日:2012/11/08 12:50

今田竜二が来季の米男子ツアー出場権をかけて最後の戦いに挑む。
現地時間8日から11日にかけてフロリダ州マグノリアGCとパームGCを舞台に米ツアー最終戦チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・ホスピタルズ・クラシックが開催される。大会終了後の賞金ランキング125位までの者が来季の出場権を得られる究極のサバイバルレース。現在、183位に低迷している今田は、残り40万ドル(約3,200万円)以上を稼がないと来季のシード権を失うとあって、背水の陣を強いられている。
賞金王タイトルはすでにローリー・マキロイ(北アイルランド)が獲得。昨季の同大会で勝って史上初の欧米同時賞金王となったルーク・ドナルド(英)も病気の子供を抱えるという事情から欠場し強豪不在の最終戦はまさにサバイバルレースの真骨頂だ。
“バブル”と呼ばれるボーダーライン上の面々は、まさに1打1打に集中するしかない。同ランク120位のジェームズ・ドリスコル(米)はここ9試合で6回予選落ち、同121位のブー・ウィークリー(米)もここ5試合で4試合予選落ちと絶不調でこの大会に突入してしまっただけに現在は“圏内”ながら不安を抱えての最終戦だ。
また同122位には48歳のベテラン、ジェフ・マガート(米)がいる。米チャンピオンズツアー入りの前に19年前に初優勝した思い出の大会で起死回生の結果を残したいと目論んでいる。
毎年、喜びと絶望が交錯する運命の最終戦。今年は誰が笑い、誰が泣くことになるのか。手に汗握る戦いは残り72ホールだ。